1967
昭和42年
12月
創業者・古波津清昇
「オグレスビー氏産業功労者賞」
第1号を受賞
米国民政府のオグレスビー経済局次長は、日本語が堪能で1950年に沖縄に赴任して以来、15年間の長きに渡り沖縄の産業振興に尽くした人物で、創業者・古波津清昇の良き理解者でもありました。1961年に古波津清昇が沖縄初の電気炉への電力供給を求めて、キャラウェイ高等弁務官に直訴した際にも、オグレスビー氏からの強力な支援がありました。
また1964年にUSAID(アメリカ国際開発局開発援助機関)を訪ね、沖縄の生産品を援助物資に認定してほしいと要望した際にも快く受け入れてもらい、AIDに申請。そのおかげで、フィリピン、タイ、ベトナム向けに5年間で5万トンを超える鉄筋を米国産として無税で輸出することができました。
後年、オグレスビー氏の遺徳をたたえ、産業団体により胸像が制作され贈呈されました。1967年には沖縄財界有志が浄財を出し合い、沖縄の産業功労者に対する開発基金「オグレスビー氏産業功労賞」を設立。古波津清昇が受賞第1号という栄誉に輝きました。