1972
昭和47年
10月
主力製品「T-コン」誕生
本土復帰に備えて、特徴ある自社商品を開発しようと研究を進めていた拓南製鐵(株)。米国内の鉄筋がほとんど斜めフシであり、最も合理的であることから、斜めフシの鉄筋の製造を試みました。しかし、これまでのフシ加工機は、フシの間隔を割り出し盤で、いちいち割り出して横フシを加工するものしかありませんでした。
そこで試行錯誤しながら研究を重ねた結果、独自の連続自動フシ加工機を開発。横フシに比べて幾つかの特性を備えた、斜めフシ鉄筋の製造に成功しました。
1972年12月に実用段階にこぎつけ、「T-コン・ダイヤ形鉄筋」と命名して製品化し、JIS製品として登録。このときに開発された連続自動溝彫り機フシ加工機は、その後さらに改良を加えられ、今もなお活躍しています。