

第3章困難を乗り越え、
更なる飛躍
順調な滑り出しをみせた浦添工場でしたが、 第2次オイルショックに伴った電力料金の値上げ問題に直面します。 製造コストに大きな影響を及ぼすことから、 創業者の古波津清昇は産業界を代表して、 国会での衆議院物価問題特別委員会の公聴会で意見陳述を行いました。 しかし値上げは強行され、 厳しい経営状況に追い込まれます。 生産工程を見直し、 省エネ体制を強化するなど解決の道を模索。 苦労の末、 大幅な節電に成功し、 この困難をなんとか乗り越えました。 さまざまな要因から変動する鉄筋の市況に耐え、 安定的発展のため、 新製品の開発に着手。 バーインコイルとワイヤーメッシュの生産を開始し、 商品の多様化に成功します。 さらに、 沖縄で長年の課題だった塩害から鉄材を守る、 溶融亜鉛めっきの導入で他分野への進出を果たします。 その後、 鹿児島県に(有)薩南物産を設立し販路拡大するなど、 鉄を中心に幅広く事業展開しました。
1979-1989
![]()
1979
昭和54年
9月
第 3 章 困 難 を 乗 り 越 え 、 更 な る 飛 躍
昭和54年

昭和55年
![]()
1月
公聴会で意見陳述(国会)
1980年、電力料金の値上げ問題について、古波津清昇が産業界を代表して、国会での衆議院物価問題特別委員会の公聴会にて意見陳述を行いました。
しかし値上げは強行され、県下の各種団体は猛烈な反対運動に立ち上がりました。

![]()
5月
福岡営業所開設
(現:拓伸商事(株)福岡)
![]()
7月
アルミ溶解炉の設置・
同工場(189.2m2)建築


![]()
8月
巻取機設置工事完成
1980年、浦添工場に巻取機を設置し、
バーインコイルの生産開始

![]()
9月
1,200A型ギロチンプレス機(ビッグシャー)
竣工落成(浦添)
![]()
12月
中央棒鋼(株)設立、
資本金860万円。
社長に大見謝恒徳氏就任
昭和56年
![]()
7月
建設大臣より鋼構造物製作工場認定(Mグレード)
![]()
10月
溶接金網生産開始

昭和57年
![]()
8月
沖縄初の自動車破砕機
(シュレッティングプラント)を建設

昭和58年
![]()
5月
古波津清昇、
第7代沖縄県工業連合会会長に就任
同年11月に開催された沖縄の産業まつり
で西銘知事を案内

昭和59年
![]()
9月
拓南建設工業(株)が拓南鐵建(株)に社名変更
![]()
1984
昭和59年
9月

![]()
12月
西原センターサービスステーション開設
昭和60年
![]()
6月
社訓制定、伝達式催行
昭和61年
![]()
1月
古波津清昇が日刊工業新聞社の地域社会貢献者賞受賞
![]()
2月
壺川第1ビル竣工
(壺川市営住宅)

![]()
7月
浦添営業所開設
昭和63年
![]()
5月
BOOKBOX壺川店開店
(2002年12月よりTSUTAYA壺川店として運営開始)
![]()
6月
薩南物産の
誕生ストーリー
新たな市場への挑戦。鹿児島に(株)薩南物産を設立(有)薩南物産(現:(株)薩南物産)、鹿児島市七ツ島1丁目(3,000㎡)に資本金3,000万円で設立

